ハムスターのプランター葬に必要なものは?〜準備・手順の全記録〜

ハムスターの供養方法として、プランター葬を選択しました。
プランター葬に必要なもの、プランター葬の手順、やり方を解説していきます。
ハムスターの最期の日を受け入れるための準備

こんにちわ!ジャンガリアンハムスターくるみ(@walnut1010)のママ、みぃです
2020年2月16日、ジャンガリアンハムスターのくるみがお空に旅立ってしまいました。
2才4ヶ月でした。
もちろん、飼うと決めた日から覚悟を決めてお迎えしましたが、やっぱり寂しくて寂しくて仕方ありません。
くるみの死をムダにしないためにも、私がくるみの最期の日を受け入れるために準備していたことをご紹介します。
また、ハムスターの供養方法として初めてプランター葬を選択したので、記録を残しました。
少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。
2才を越えたハムスターについて

ハムスターの寿命は平均2〜3年と言われていますが、2才を越えたら充分長生きでしょう。
Twitterのフォロワーさんたちの中でも、3年以上生きた子はなかなかお見かけしません。
2才前後のハムスターは、人間で例えたらおじいちゃんおばあちゃんですよね。
毛の艶がなくなってきたり、だんだんと毛が薄くなってきたり、食欲が落ちてきたり、年の取り方は個体によって様々です。
食欲不振のハムスターの食事

ハムスターの食欲が落ちてきた、ペレットを食べてくれない…とお悩みの方に、大望の野菜フレークがおすすめです。
お湯を少量入れて混ぜるだけで、簡単にペースト状の野菜を作ることができ、くるみが最期の日の朝も、この野菜ペーストだけはしっかり食べてくれました。
本来は人間の食べ物なんですが、無添加無着色で赤ちゃんの離乳食にも使える優れもの。
実は北海道旅行のときにお土産売り場の試飲が美味しくて購入したのですが、そのときはまさかくるみのために役立つとは思ってもみませんでした。
Twitterのフォロワーさんにもご紹介したところ、その方の老ハムさんもモリモリ食べてくれたそうです
かぼちゃ、にんじん、とうもろこしなどいろいろな種類があるので、老ハムさんの好き嫌いにお悩みの方にぜひ試して頂きたいです。
それから、三昇商会さんのアミノゼリーもおすすめ。
くるみはヨーグルト風味のアミノゼリーがいちばん好きでしたが、他にビタゼリーとアクアゼリーもあるので、ハムちゃんの好みの味を探してあげましょう。
ハムスターのプランター葬に必要なものとやり方

ハムスターの最期の日が近づいてきたら、どのように供養するか考えなくてはなりません。
もちろん亡くなる前からそんなこと考えたくはないのですが、現実から目を背けてはいけないし、亡くなってから準備するのでは遅いです。
私が小学生の頃に飼っていたハムスターは実家の庭に埋葬しましたが、今はマンションなのでそれもできません。
くるみをお迎えして2年が過ぎた頃、ネットで調べて出てきたのがプランター葬という方法でした。
プランター葬に必要なもの
とにかく情報を収集して、まずは必要なものを買い揃えました。
私が実際に購入したものはこちら。
- 高さ30cm程度の鉢(テラコッタ)
- 受け皿
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 腐葉土
- カラーストーン
鉢の種類ですが、やはりプラスチック製は避けた方がいいようです。
というのも、真相は定かではありませんが、プランター葬をしてもハムスターが土に還るまで何十年もかかるとのこと。
基本的にはベランダに置いておくものですし、簡単に割れたりしない、頑丈なものがいいでしょう。
それに何十年も置いておくって考えたら、例えば100均などで売られているような安物の鉢じゃさすがに不安ですよね。
素焼き、テラコッタ、陶器タイプのいずれかがいいということで、いろいろ探し回り【深型ソルティロングポット】という直径25cm×高さ29cmの鉢を購入しました。
鉢の大きさは、ジャンガリアンハムスターでも高さ(深さ)が30cm程度必要です。
深さが30cmある鉢ってネットではあまり取り扱いがないようで、私が購入した鉢も現在は取り扱い終了らしくどこを探しても見つかりませんでした。
サイズ的にはこのぐらい…というものを貼っておきます。
鉢の実物を見ると想像より意外と大きいので、プランター葬を選択する場合は、鉢の置き場所も予め考えておきましょう。
受け皿は同じシリーズで販売されているものがなかったので、私は鉢と似た色合いのものをネットで購入しました。
私が購入した鉢(25cm×29cm)ぐらいの大きさであれば、受け皿は25cm程度がいいかと思います。
受け皿は色や素材にこだわらなければ、100均でも見つけられそうです。
鉢底ネットも100均で揃えられますが、私は鉢と一緒にネットで注文しました。
後述しますが、できれば2枚組がおすすめ。
腐葉土は5ℓのものを2袋、近くの園芸店で購入しました。
正直、腐葉土は種類がありすぎてどれにすればいいのかまったく分からず…私の場合はお花を植えるわけじゃないので、深く考えずに無難そうな(?)腐葉土にしました。
プロトリーフさんの熟成腐葉土は、ネットでも購入できるみたいなので載せておきます。
鉢底石も近くの園芸店で、2ℓのものを1袋購入。
プロトリーフさんのかる〜い鉢底石はネットで検索するとすぐに出てくるので、定番品のようです。
カラーストーンも同じく園芸店にあったので、同じくプロトリーフさんのマルチングストーン、Mサイズを1袋購入。
近くにホームセンターや園芸店がある方は、お店に足を運んですべて揃えた方が安く済むかと思います。
私も園芸店で探しましたが、鉢と受け皿だけはちょうどいいサイズのもの、気に入るデザインのものがなかったので、ネットで購入するしかありませんでした。
すべて揃えると4,000円弱ぐらいかな?
ネットで購入する場合は、よっぽど高い鉢を購入するか、同じショップで一式揃えて購入しない限り送料がかかってしまうので、そこは諦めるしかなさそうです。
だいたい5,000〜7,000円以上購入で送料無料を謳っているショップが多いです。
プランター葬のやり方
プランター葬のやり方ですが、決してこれが正しいやり方だ!というわけではありません。
ネットで情報を収集し、私はこんな風にやったよ!という記録として残しておきますので、あくまでご参考程度にして頂ければ幸いです。
あとから動かすと重いので、まずはどの場所に置くか決めてから受け皿の上に鉢を置き、鉢底ネットをちょうど収まる大きさに切って、鉢底に敷きます。

鉢底石は2ℓのものをまるまる1袋入れました。

次に、鉢の半分より下ぐらいまで腐葉土を敷き詰めます。
泣いていたので目分量でやってしまいました…というか、そもそも鉢を受け皿の上に置くこと自体忘れていたので「そのまま入れたら下から土出てくるよ」と旦那に言われようやく気づく。

ここで、くるみと最期のお別れです。
ハムスターを土の上に直接置くのはなんだかな…という方は、ガーゼやティッシュで包んでもいいそうですが、土に還るのが遅くなるという話もどこかで聞いた気がするので、私はそのまま土の上にくるみを置きました。
でも、なんだかポツンと置かれているのが急に可哀想になってしまい、当初の予定にはなかったのですが、くるみが大好きだったひまわりの種とドライいちごを隣に置いてしまいました…数日経ってから、もしなんか生えてきちゃったらどうしよう!と後悔しましたが、やってしまったものは仕方がないので、腹を括ります。
それから、もしなにかあって掘り返さなきゃいけなくなったときのために、目印としてくるみに土を被せた上に、また鉢底ネットを切って置きました。

これは他のブロガーさんが書かれていたので、私も真似させてもらいました。
あとは鉢がいっぱいになるまで腐葉土を入れます。
2袋目は開封したものの、ほとんど余りました。

プランター葬を実際にやられた方々の記録を見ると、何種類かの土をミックスされている方が多かったのですが、正直よく分からなかったので、私は腐葉土だけにしてしまいました。
お花を植える予定はないし、水をあげるわけじゃないので虫も湧かないといいのですが、だんだん暖かくなってきたら注意して見ないといけませんね。
最後に、カラーストーンを敷き詰めました。

プランター葬で綺麗にお花を咲かせている方の写真を見ると素敵だなぁと思うのですが、たぶん私は水やりとか続けられないし、それこそお花の植え替えとか、もし虫が湧いたら…って考えてしまうと、お手入れが必要になるリスクはなるべく減らしたいのが本音です。
それから、お花を植えると土に根を張ると聞いたので、もしもくるみに根が絡まったら可哀想だな…と思いました。
見た目もカラーストーンだけじゃ寂しいですが、ずっとベランダに置いておくことを考えると、上にいろいろ飾りつけても風で飛ばされないか心配なので、私はあくまでシンプルにこのような形でプランター葬をしました。
追記
プランター葬をしてから3年以上経過しましたが、夏も虫が湧いたりすることは特にありませんでした。
やはりお花を植えていないのが大きいかな、と思います。
ハムスターのプランター葬について【まとめ】

以上、ハムスターのプランター葬についてでした!
いかがでしたでしょうか?
くるみがいなくなったあと、あのときこうしてあげれば…とか、くるみは幸せだったのかな?とか、いろいろとネガティブなことも考えてしまいます。
ハムスターの一生はとても短く、くるみと過ごした時間は私の人生の中のほんの一部かもしれませんが、私はくるみをお迎えして、くるみと一緒に過ごした2年4ヶ月をきっと忘れないと思います。
どんなに身体が小さな生き物でも、ハムスターは1人の人間の生活に活力をくれ、癒しを与えてくれるパワーがあります。
そのパワーをもらう代わりに、私たち飼い主はハムスターをお迎えした日から最期の日まで、ハムスターとしっかりと向き合い、生きている間にたくさんの愛情を注いであげることが大事なんじゃないかと思います。
今はハムスターの葬儀を行ってくれるところもたくさんありますが、プランター葬という方法で、自分の手で愛するハムスターを土に還し、そばで見守ってくれるよう祈ることも、選択肢の1つとしてあっていいんじゃないかな、と今回体験してみて思いました。